紀南研修事業

去る2023年1月22・23日、青年部で紀南へ研修に参りました。目的は最新の内装事例を見学し、各々の仕事にフィードバックすること、会員相互の親睦(特に紀南地域の方)です。

まずは、田辺市中辺路町にある熊野古道なかへち美術館に立ち寄りました。生憎、休館日で内部の見学は実現できませんでしたが展示室を除くガラス張りの共用部を外から眺め雄大な自然を拝見に透明感のある建築を見学しました。設計は世界を代表する建築家、妹島和世と西沢立衛によるユニットSANAAです。これは彼らの処女作としても有名で全国から見学者が絶えません。美術館を見学後は本宮大社にて参拝です。その後、新宮市へ移動し速玉神社、神倉神社、那智大社と参拝し三者参りを実現しました。

翌日は宿泊施設の最新事例の見学ということで那智勝浦にあるホテル中の島さんを見学させて頂きました。2018年竣工の新館客室をご案内頂き、宿泊施設の最新の内装事例を直接学ばせて頂き、また、近年リニューアルを終えたばかりの大浴場の脱衣場やレストランの内装も見学しました。

和歌山県は南北に広く、県内の移動だけでも最低3時間はかかります。この広い県土を同業者で行き来する機会は少なく、合わせて通信網の発達に伴いWEBを介した打合せが主流となる中、互いに膝と膝をつき合わせて仕事の事、業界のこと様々な意見交換を実施できたことは我が青年部の財産であると認識しました。

青年部・東端秀典