フラットボックス講習会

去る2022年7月19日、和歌山県室内装飾事業協同組合青年部主催でフラットボックス講習会を実施致しました。

フラットボックスは欧米に端を発したパテ処理の道具です。壁面や天井部分の脚立を使用する場面にて大きな効果を発揮します。通常通り水とパテ粉を混ぜて作ったパテを先端部分のボックスに一定量入れておきハンドル部分のレバーを握るとパテが押し出され、同時にヘラで平滑にしていくことができます。

この道具の登場により、内装工事や塗装工事のパテ処理の場面で大きな効率化を図ることができます。しかし、実際に手に取ってどのような具合であるかを確認することは難しいです。問屋様の商品展示会でも試すことのできる機会は少ないかと思います。

そこで当組合青年部では仮設の天井と壁を作り、合わせて現在存在する3社のフラットボックスを準備し体験してもらえるイベントを企画しました。およそ天井高2400㍉、全長およそ36mの壁と天井を設置作りました。ボードは天井・壁共300ピッチでジョイントを設けることでできるだけたくさんの人に参加し、体験してもらえる用に配慮もしました。

当日は、遠方では西は愛知県、北は石川県から、また関西を中心におよそ60名の方に参加頂きました。当日は講師として実際にレベルファイブを使っている当組合青年部の小比賀氏、そして業界のフラットボックス(テーププロ社)のパイオニア的存在である西嶋氏をお招きし実演をして頂きました。代理店もなされているということもあり商品の説明はもちろんのこと実際の現場でどのように利用されているかそう言った貴重なご意見も頂戴致しました。また、体験に先立ち、(株)ウォールボンド様には壁面の下地作りにおいての重点的なポイントも解説いただきました。

このような機会をどんどん増やし、会員相互の自己研鑽、鍛錬の場を企画して参りたいと思いました。

青年部・東端秀典